ネット上に情報があふれているので、お香について検索すれば知りたいことはほぼわかるかと思いますが、やはり初心者はよりどころとなる本が欲しいところ。
検索だと自分の知りたい情報しか検索できませんが、本の場合は、知りたい情報以上の周辺情報が書いてあるので知識を深めるのに役立ちます。
ここではビギナーでも読みやすいのお香に関する本をご紹介したいと思います。
お香のある生活
監修:椎名まさえ 発行:日東書院
まずはカラー写真たっぷりのこちらの本をご紹介します。
お香について初心者が知りたいことがだいたい網羅されており、写真がたくさん掲載されていて、読書を普段あまりしない方も抵抗なく読めるでしょう。
お香グッズや、お香の種類にはどんなものがあるかといった情報や、ちょっとした豆知識のページもあってビギナーにぴったりです。
お香と線香の教科書
編著者:愛知県薫物線香商組合 発行:三恵社
こちらは「教科書」というネーミングのとおり、まるっきり初心者というよりは、お香についてこれから勉強したい、もっと詳しく知りたい、というような人にぴったりな本です。
中は横書きで、先ほどの『お香のある生活』に比べたら文章多めです。しかし、モノクロですが写真やイラストもあり、堅苦しい印象ではありません。
文章多めとは書きましたが、お香に興味がある「美香さん」とお香専門店の店主「お香マスター」との会話形式で全編書かれているので、とても親しみやすく読みやすいです。
お香の歴史、お香の種類、お香の原料、仏事の線香のこと、お香の使い方等詳しく書かれています。
編著者は愛知県薫物線香商組合のため、巻末に愛知県のお香のお店マップなどが載っています。中部地方の方にはとても有益な情報でしょう。
「お香」入門
監修:山田松香木店 発行:東京美術
こちらはカラー写真多めで、お香の歴史やお香に関する和歌、日本画の中に描かれたお香について、など文化について特に詳しく書かれています。
山田松香木店監修で、香道についても詳しく書かれています。
匂袋、練香の作り方、聞香、空薫のやり方について写真やイラストで解説してあります。
巻末には索引のような形式の、お香用語の解説があって便利です。
ゆらゆらじんわりお香ぐらし
著者:石濵栞 発行:Clover出版
こちらは香司(お香の調合の専門家)の石濵栞さんが書かれた本です。
昔は寺ガールだったそうで、お寺好きが高じてお寺の坊守(ぼうもり)になったそうです。
坊守とはなんぞや、と調べてみたところ、本来は寺の番人の意味ですが、住職の妻のこともこう呼ぶそうです。
縦書きで、これまでの本に比べると文章多めです。特別なお香袋の作り方などポイントになるところは、写真やイラストで解説されているので、わかりやすいと思います。
お寺とお香、仏教とお香について詳しく知りたいというかたにぴったりの本です。
お香が好き。
著者:吉田揚子 発行所:ソフトバンククリエイティブ
2008年発行の書籍です。私は中古で購入しました。
カラー写真やかわいいイラストと手書きの文章がミックスされたやわらかな雰囲気の本です。
匂い袋やお香ケース、文香の作り方もイラストで解説されていてわかりやすいと思います。
もちろんお香の種類や道具、歴史、香道についてなどの情報も網羅されています。
ほっこりするエッセイが随所に織り込まれていて、お香を焚きながら読むのにぴったりでしょう。


