奈良町資料館を見学したあと、いよいよ元興寺に向かいます。
奈良は奈良公園といい、ならまちといい、とにかく歩くところが多いので脚力が必要です。
ちなみに私は1日あたり20,000歩近く歩いてました…。
元興寺とは
日本最古のお寺である元興寺は、もともと法興寺(飛鳥寺)という名前で、飛鳥の地にありました。
それが、平城遷都にともなって現在の地(ならまち)に移築されたそうです。

拝観受付に到着しました。
極楽堂の写真デザインのチケットと、お寺の歴史や年表が載っているパンフレットをいただきました。

写真の立派な東門は、東大寺西南院四脚門を移築したもので、重要文化財に指定されています。
素敵ですね~。
提灯がいい感じです。
夜もたまにライトアップされている時期があるようです。
国宝・極楽堂
本堂の極楽堂は東向きに建っています。西方浄土を拝する浄土信仰の特色です。
こちらには智光法師の浄土曼荼羅が祀られており曼荼羅堂とも呼ばれています。

壮大な智光曼荼羅を見ることができました。
智光曼荼羅は、浄土三曼荼羅のひとつとして数多く写されたそうです。なのでひとつを指しているのではなく、そういった板絵や掛け軸などの「総称」ということのようです。
智光曼荼羅
元興寺の智光さんは元々三論の学僧として有名でした。晩年は浄土教の研究に専念し、日本最初の浄土教の研究家になったそうです。
こちらは帰りに受付で見つけて思わず購入したものです。
散策の途中で突然買ってしまったので、折れないように持ち歩くのに苦労しましたが、こういうこともあろうかとクリアファイルを2枚もっていたので、なんとか保護して持ち帰ることができました。
30cm四方の色鮮やかな智光曼荼羅です。

智光曼荼羅とは、智光さんが持っていた極楽浄土を現した絵図です。
日本最初の瓦
百済の国王が日本最初の寺を建立するにあたって、仏舎利を送ってくれたとのこと。
それだけでなく、僧侶やお寺を建設してくれる大工さんまで派遣してくれたそう。そのなかに瓦博士という人もいて、日本で初めて瓦屋根ができたのです。
飛鳥から現在のならまちにお寺が移った時もちゃんと運び出されて、いまも極楽堂と禅室の屋根に数千枚が使用されています。
この重なり合った丸瓦の葺き方は行基葺きというそうです。

右が極楽堂の屋根、左が禅室の屋根。ともに国宝です。両方の屋根に古代の瓦が残っています。
向かい側には、法輪館があり、そのなかに国宝である「五重小塔」が安置されています。
これは今残る奈良時代最盛期の唯一の五重塔だそうです。
法輪館には、重要文化財の阿弥陀如来像をはじめ、数々の仏様が収蔵されています。
国宝禅室と寒桜
こちらは極楽堂の隣にある禅室です。
僧侶が生活し、勉強していた場所です。
なんと、真冬なのに桜が咲いていてびっくりしました。


寒桜と書いてあります。けっこう花がついてます。
とてもかわいい薄ピンク色の桜でした。
元興寺のお線香と御朱印
法輪館の中にお線香などがショーケースに並んでいたのでここで購入できるのかと勘違いし、入念に見ていましたが、購入するのは入口の受付で、ということでした。
さきほどの智光曼荼羅と、お線香、そして御朱印をいただきました。

「佛足香(ぶつそくこう)」と書かれています。
私が持っている線香の中では一番香りが強いように感じます。五香粉のようなスパイシーで個性的な香りです。
好きなタイプの香りがします。なんだか香ばしい香りにも感じます。
お線香の中には佛足香の解説リーフレットが入っています。
詳しく色々記載されています。
~基は「佛」とは両足尊つまり釈迦牟尼佛の両足跡が象徴する存在(偶像でない紋章等)として表現されました。その後特徴ある人間(仏像)的に表されることになります。~
佛足香 リーフレットより引用
リーフレットのほんの一部分です。
今回の後悔ポイント

事前に予習をあまりしないタイプなので、帰宅してからパンフレットを眺めて、あそこも行けばよかった、あっちも見ればよかったとしばしば後悔しています。
帰宅してからガイドブックを眺めていたら「がごぜ」なるものを発見。
どうやら元興寺にまつわる鬼(妖怪?)のことをがごぜというらしい。
もともとがごじ(元興寺)だったのが、そのうちがごぜ(元興神)になったようです。
がごぜの絵馬があったらしいです。見たかったなぁ。


